スポーツマウスピースとは、ボクシングなどの格闘技でよく見られる、口腔に装着する装置のことです。
歯が欠ける・折れるといった外傷の予防、顎の関節の保護、脳震盪の軽減といった効果が期待できます。
近年、身体と身体の接触の激しいスポーツ、強く食いしばる機会の多いスポーツを中心に、スポーツマウスピースの使用が推奨されるようになってきました。

スポーツマウスピースの色を豊富にお取り扱いしています

大人だけでなく子供も使用できます

身体と心を鍛えるはずのスポーツにおいては、お口のケガによってブランクが生じたり、競技を続けることが困難になるほど悲しいことはありません。
特にお子様の場合、せっかく始めたスポーツを嫌いになってしまう・こわくなってしまうという影響も心配されます。
スポーツマウスピースについては、学校の授業や体験実習などにも取り入れられています。今や競技によっては子供も、スポーツマウスピースの装着が当たり前になってきているのです。

スポーツマウスピースの性能をしっかりと発揮させるために、歯科医院で型取りをして作りましょう

スポーツ用品店などでも、スポーツマウスピースは市販されています。
ただこれらは誰にでも合うように余裕をもって設計されていたり、熱などで多少の変形ができるものに留まります。
歯や顎関節を守る、脳震盪を軽減するといったスポーツマウスピース本来の目的を達成するためには、型取りをして、ぴったり合うものを作製・使用することが大切になります。
自費診療扱いとなり、市販されているものよりも多少費用はかかりますが、スポーツマウスピースは歯科医院で作製されることをおすすめします。

スポーツマウスピースの主な役割は、以下の3つです。

• 他選手やボールなどの道具との接触時、歯が欠ける・折れるという外傷を予防する
• 顎の関節の保護
• 脳震盪の軽減

効果とは

スポーツマウスには上記役割以外に、歯のすり減りの予防、集中力や運動能力のアップといった副次的な効果も期待できます。

歯のすり減りの予防

短時間で大きなパワーを出すときなど、人は無意識に食いしばります。スポーツマウスピースを装着していれば、このときの歯のすり減りを予防することができます。

スポーツマウスピースを装着しているという安心感が、集中力を高める

スポーツマウスピースでお口回りを保護しているために安心感がもたらされ、集中力を高めたり、プレーに積極性を生んだりといった効果が期待できます。

噛み合わせが悪いと運動能力が下がるかも！？

噛み合わせが悪いと、食いしばったときにも本来の力が発揮できません。
逆に言うと、スポーツマウスピースによって不正な噛み合わせを吸収し、しっかりと食いしばれることで、運動能力の向上が期待できます。

ぴったりとフィットして快適

丁寧に型取りをして、患者様お1人おひとりのお口にぴったりとフィットするスポーツマウスピースを作製します。
お口まわりを保護しながら、違和感を抑え、快適に呼吸や会話をすることができます。
チームスポーツでは、特に他選手との会話（コミュニケーション）が重要になります。

基本的に、2回目の受診にて、完成したスポーツマウスピースをお渡しできます。

定期的なメインテナンスが欠かせません

スポーツマウスピースは、少しずつ劣化します。完成してからも定期的にお越しいただき、その状態を確認させていただきます。
もちろん、合わなくなった・壊れたといったときには、すぐにお持ちください。調整・修理・作り替えなどで対応いたします。

虫歯・歯周病もしっかりと予防しましょう

毎日の丁寧なセルフケア、定期的なプロケアを受け、虫歯・歯周病をしっかりと予防しましょう。
これができないままスポーツマウスピースの使用を続けると、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

スポーツマウスピースを子供が使うときの注意点

お子様の場合、顎の成長、生え替わり、歯並びの変化などがございますので、平均して数カ月ごとに1回程度の頻度で作り替えが必要になります。
また、混合歯列期など、口腔内の状態が著しく変化する期間には、スポーツマウスピースの作製ができない（作ってもすぐに合わなくなってしまう）ことがあります。
いずれにせよ、保護者様と十分に相談して対応を決めていくことが大切になります。

使用前

• （きれいな状態で保管しているという前提で）水で軽くすすげば、装着していただけます。

使用後

• 歯ブラシに食器用洗剤をつけて優しく磨き、専用のケースで保管します。
• においやぬめりなどが気になる場合には、入れ歯用洗浄剤を使ってください。

※スポーツマウスピースは、熱に弱いため、熱湯の使用は避けてください。
※歯磨き粉で磨いても構いませんが、研磨剤入りのものは避けてください。スポーツマウスピースが傷つき、汚れが入り込みやすくなります。