春や秋になると、多くの人が花粉症に悩まされます。くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が一般的ですが、実は口の中の健康にも影響を与えることをご存知でしょうか?
花粉症の影響で鼻が詰まり口呼吸が増えると、唾液の分泌が減少し、虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。特に、都市部では、花粉と共にPM2.5などの大気汚染も加わり、口腔環境が悪化しやすいです。
鼻呼吸は細菌やホコリを濾過するフィルター機能があり、酸素の吸収効率が高く、免疫力や睡眠の質の向上にもつながります。口呼吸はこれらの機能が働かず、乾燥や感染のリスクが高まります。
そこで今回は、花粉症と口腔内の健康の関係性、そして花粉症シーズンにおすすめの口腔ケア方法を詳しくご紹介します。
花粉症が口腔内に及ぼす影響
口呼吸による唾液の減少と虫歯・歯周病のリスク増加
鼻が詰まると、無意識のうちに口呼吸になってしまいます。口呼吸が続くと、口腔内の粘膜が乾燥し、唾液量が減少します。
唾液には、虫歯菌や歯周病菌を洗い流す作用があり、口腔内の健康を保つ役割を果たしています。しかし、唾液が不足すると、以下のようなトラブルが起こります。
- 虫歯の増加:細菌が繁殖しやすくなり、歯のエナメル質が溶けやすくなります
- 歯周病の進行:歯茎の炎症が悪化しやすくなり、歯を支える骨が溶けるリスクがあります
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口臭の悪化
- 花粉症の薬である抗ヒスタミン薬は副作用として「口腔の乾燥」を引き起こすことがあります。口腔内が乾燥すると、細菌が増殖しやすくなり、口臭が強くなる原因になります。
特に朝起きたときに口臭が気になる人は、夜の間に口呼吸が続いている可能性が高いため、就寝前のケアをしっかり行うことが大切です。
花粉症シーズンにおすすめの口腔ケア方法
① こまめな水分補給
口の乾燥を防ぐためには、こまめに水や白湯を飲む習慣をつけましょう。特にカフェインやアルコールを含む飲み物は利尿作用があり、体内の水分を減少させるため、適度な量をこころがけましょう。
② キシリトールガムを噛む
唾液の分泌を促すために、キシリトール入りのガムを噛むのも効果的です。キシリトールは虫歯予防にも役立つため、一石二鳥のケア方法です。
③ 正しい歯磨きと洗口液の活用
花粉症シーズンは、通常よりも口腔内が乾燥しやすいため、より丁寧な歯磨きが必要です。
- 1日3回、食後に歯を磨く
- 歯と歯茎の間を意識してブラッシング
- フッ素入りの歯磨き粉を使用する
- アルコールフリーの洗口液で口をすすぐ(乾燥を防ぐ)
④ 加湿器の活用
室内の湿度を50~60%程度に保つことで、口や喉の乾燥を防ぐことができます。特に寝室の加湿は、夜間の口呼吸による乾燥を防ぐのに効果的です。
⑤ 歯科医院での定期クリーニング
花粉症の影響で口腔環境が悪化しやすいこの時期こそ、定期的に歯科医院でクリーニングを受けるのがおすすめです。プロによるクリーニングで口腔内の菌を減らし、健康な歯と歯茎を保ちましょう。
まとめ
花粉症シーズンは、鼻腔の症状だけでなく、口腔環境にも大きな影響を及ぼします。以下のポイントを意識して、健康な口内環境を維持しましょう。
✅ 口呼吸を避け、唾液の分泌を促す工夫をする
✅ 水分補給をこまめに行う
✅ 正しい歯磨きと洗口液の活用
✅ 加湿器を使用して口と喉の乾燥を防ぐ
✅ 定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
お口の健康を守りながら、花粉症シーズンを乗り切りましょう!