医療法人宏心会 横田歯科医院

ブログ

食育と歯の健康

2024.11.19

食育を身近に感じ、意識する為に毎月19日は「食育の日」と定められています。

「食育」とは、食べ物に関する正しい知識を学び、健康的な食習慣を身に付けるための教育を指します。

食事が体にどのような影響を与えるのかを理解することで、将来にわたる健康な体と心を育むことができます✨

この食育は、歯の健康とも密接に関連しています!

歯の健康は、単に歯磨きや定期検診だけで守られるものではありません。食生活や栄養のバランスが、歯の健康維持に大きな役割を果たします🍀

 

 

〇栄養と歯の発育

子どもの歯の発育において、栄養は欠かせない要素です✨

特に成長期は、歯と骨が形成される重要な時期であり、適切な栄養摂取が不可欠です。

歯の発育にとって重要な栄養素として、カルシウム、ビタミンD、そしてリンがあります。

 

カルシウム:歯の基盤を作る栄養素

カルシウムは、歯のエナメル質や骨の主成分です。

成長期には特にカルシウムが不足しがちなので、意識的に摂取することが大切です。

カルシウムを豊富に含む食品には、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)、小松菜やほうれん草といった緑黄色野菜、豆腐や納豆などの大豆製品があります。これらの食品を日々の食事に取り入れることで、歯の発育がしっかりとサポートされます。

ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける栄養素

ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、歯や骨の健康には欠かせません。

ビタミンDは日光を浴びることで体内でも生成されますが、食べ物から摂取することも重要です。ビタミンDを含む食品には、サケやイワシなどの魚、卵黄、キノコ類などがあります。屋外での活動を増やし、バランスの良い食事を心がけることで、ビタミンDの不足を防ぎ、健康な歯の発育を支えます。

リン:歯を強くする成分

リンもまた歯を構成する重要なミネラルです。リンはカルシウムと結びついて、歯と骨を強化する働きを持っています。リンは肉、魚、卵、ナッツ類などのさまざまな食品に含まれており、バランスの良い食事を意識することで、自然に摂取できます。

 

〇菌と食べ物の関係性
食べ物と口内環境の関係は、歯の健康を左右する重要なポイントです。

特に、口の中には「善玉菌」と「悪玉菌」が存在し、食べ物によってそのバランスが変わります。

たとえば、砂糖を多く含むお菓子やジュースを頻繁に摂取すると、口内の悪玉菌が活発化しやすくなります。

悪玉菌、特に虫歯菌は糖をエサにして酸を出し、その酸が歯のエナメル質を溶かしてしまうことで虫歯が発生します。

一方で、唾液には菌の増殖を抑えたり、酸性に傾いた口内を中和したりする働きがあります。よく噛んで食べると唾液の分泌が促され、自然に菌の繁殖を抑える効果が期待できます。

また、緑茶に含まれるカテキンや、チーズの乳酸菌なども善玉菌の増殖を助け、口内環境を整えるのに役立ちます。

これらの食品を食生活に取り入れることで、自然な形で口内の菌のバランスを良好に保つことができます。

さらに、「ダラダラ食べ」や「夜遅くのおやつ」は、口内の酸性環境を長時間維持し、虫歯菌が活動しやすくなります。

食事と食事の間に十分な時間をあけ、適切なタイミングで食事をとることで、菌のバランスが保たれます。

口内の健康は全身の健康にも影響を与えるため、日々の食事内容と食べ方に少し気を配るだけで、虫歯予防に効果があるといえるでしょう。

 

このように、食後の歯磨きや、よく噛んで唾液をたっぷり出すことが、歯を丈夫にする助けになります。

 

おいしい食事を楽しみながら、栄養と菌のバランスを意識して、毎日の習慣を少しずつ工夫していきましょう🧒

こうした心がけが、子どもたちの健やかな成長につながっていきますよ🐣🐥🐤🐔

おうちでのケアが大切ですが、定期的なチェックも忘れずに!お子さんの歯の健康を守るために、ぜひ歯医者にも足を運んでくださいね!

一緒に、元気な笑顔をサポートしていきましょう¨̮⃝

 

TOPへ戻る