医療法人宏心会 横田歯科医院

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歯科衛生士に聞いた!!歯ブラシを選ぶポイント②

2025.03.10

前回は、歯ブラシ選びのポイントであるヘッド・ネック・ハンドルについてご紹介しました。


ヘッド・ネック・ハンドルは、磨きやすさに影響するため、患者さんご自身の口の大きさや歯並びに合わせて選ぶことが重要です。

最適な形状を選ぶこにより、効率的で快適な歯磨きができるようになります。
詳しくはこちら⇩
https://www.yokota-shika.net/blog/choosing-a-toothbrush/

 

今回は、「歯ブラシの毛の種類」についてご紹介したいと思います。

市販の歯ブラシにも色々な形や「かため」「ふつう」「やわらかめ」といった毛先の硬さがあります。
ブラシの毛の種類について知り、自分に合った物を選び使いましょう!!

①毛先の形状

<フラットタイプ>

メリット

歯の表面全体に均一な圧力がかかり、バランス良く磨ける。

簡単な動きで歯垢をしっかり除去できる。

デメリット

歯と歯の間や細かい隙間には入りにくい。

歯茎にフィットしづらいことがあり、歯周ポケットの汚れを取りにくい。

フラットタイプがおすすめ人

・歯並びが整っている人:歯面が平らな部分が多い場合に効果的。

・初心者や子ども:特別な技術が不要で、誰でも均等に磨きやすい。

 

<先細タイプ>

メリット

歯と歯の間、歯茎の境目、歯周ポケットなど細かい部分に入り込みやすい。

歯茎にやさしくフィットしやすいので、歯周病予防に効果的。

デメリット

毛先が細い分、歯の表面を強く磨くのにはやや効果が低い。

強い力で使うと毛先が早く開きやすい。

先細タイプがおすすめな人

・歯周病を予防したい人: 歯周ポケットや歯と歯茎の隙間をしっかり磨きたい人に向いている。

・歯並びが複雑な人:細かい部分にも入り込むので、歯並びが不揃いな場合でも効果的。

 

<段差タイプ:山切りカット>

メリット

高低差のある毛先が歯の表面から隙間までしっかり届き、汚れを効果的に取り除ける。

・歯の凸凹にフィットしやすい

デメリット

・いちびの毛だけが強く磨かれる場合があり、磨き残しやムラが出る事がある。

・強い力で磨くと歯茎を傷つけやすい場合がある

段差タイプがおすすめな人

奥歯や凹凸の多い歯を持つ人: 歯の形状が複雑な場合、毛先がしっかりフィットして磨ける。

短時間でしっかり磨きたい人: さまざまな部位を一度に磨けるため、効率的に歯磨きができます。

 

②毛のタイプ

<ラウンド毛>

メリット

・歯の表面に均一に当たるため効率的に歯垢を除去できる。

・毛先が丸く処理されているので歯や歯茎に優しく、傷つけにくい。

・全体的に力が分散されるので、硬めのブラシでも安心して使える。

デメリット

・歯間部や歯周ポケットなど細かい部分にブラシの毛が入り込みにくく限界がある。

 

ラウンド毛がおすすめな人

・歯並びが整っている人:歯面の汚れを均等に取り除きやすい。

・歯や歯茎が敏感な人:毛先が丸いので歯茎への負担が少なく、やさしく磨ける。

・強めの力で磨く傾向がある人:ラウンド毛なら力が分散され歯や歯茎を傷受けにくい。

 

<テーパー毛>

メリット

・毛先が細いため、歯と歯の間や歯周ポケットに入り込みやすく、細部まで磨ける。

・歯茎の際や、歯間の汚れをしっかり除去できる。

・やさしくフィットするので、歯茎に対する刺激が少なく、歯周病予防に効果的。

デメリット

・毛先が細い分、歯の表面をしっかり磨く力はラウンド毛に比べて弱い。

・強い力で使うと毛先が早く開き、劣化が早まる場合がある。

 

テーパー毛がおすすめな人

・歯周病予防をしたい人: 歯茎の境目や歯周ポケットをしっかり磨けるので、歯周病予防に適している。

・歯間の汚れが気になる人: 歯と歯の隙間に汚れがたまりやすい場合、テーパー毛が細かい部分まで届いてしっかり除去できる。

・丁寧に磨く習慣がある人: テーパー毛を使うと、細部まで行き届いた丁寧なケアが可能になる。

 

③毛の硬さ

<硬め>

メリット

・歯垢や汚れを強力に除去できるため、しっかり磨きたい人に向いている。

・歯の表面の汚れを効率的に落としやすい。

・歯磨き後のスッキリ感が強い。

デメリット

・強い力で磨くと、歯のエナメル質や歯茎を傷つけやすい。

・歯茎が弱い人や歯周病がある人には刺激が強すぎる場合がある。

・硬めの毛は歯と歯茎の隙間など細かい部分に届きにくい。

 

硬めがおすすめな人

・歯垢がたまりやすい人: しっかり磨けるので、歯垢が多くなる人に適している。

・歯のエナメル質が強い人: 歯が健康で強い人には、硬めの毛でも歯をしっかり磨ける。

・短時間で歯を磨きたい人: 少ないストロークでも汚れが落とせるため、効率的である。

 

<普通>

メリット

・硬さが適度で、歯垢をしっかり落としつつ、歯や歯茎に対する負担も比較的少ない。

・幅広い人に向いており、バランスよく使える。

・磨きやすさと効果のバランスが取れている。

デメリット

・特別に敏感な歯茎や歯の状態には刺激が強い場合がある。

・硬めほどの強力な歯垢除去力や、柔らかめほどの歯茎へのやさしさはない。

 

普通がおすすめな人

・特に口腔のトラブルがない人: 健康な歯と歯茎の人に最適。

・歯磨きの力加減をコントロールできる人: 適度な力で、正しい磨き方を意識している人に向いている。

・バランスを重視する人: 硬さとやさしさのバランスが良いので、多くの人におすすめ。

 

<柔らかめ>

メリット

・歯や歯茎に優しく、傷つけにくいので、歯茎が弱い人や歯周病の予防に効果的。

・歯茎のマッサージ効果があり、歯周病予防や敏感な歯茎のケアに適している。

・優しい磨き心地で、痛みが出にくい。

デメリット

・歯垢をしっかり落とすためには、丁寧に磨く必要がある。

・力を入れすぎると毛がすぐに広がってしまい、効果が低下する。

・硬めの毛に比べて汚れが取りにくい場合がある。

 

柔らかめがおすすめな人

・歯周病や歯茎のトラブルがある人: 歯茎に負担をかけず、優しくケアできます。

・敏感な歯茎や歯を持つ人: 知覚過敏がある人や、歯茎が傷つきやすい人には最適です。

・時間をかけて丁寧に磨ける人: 柔らかめの毛は優しい磨き心地なので、時間をかけて細かく磨くのに向いています。

 

そのほか、歯ブラシの毛に使われている素材の種類もあります。
豚毛や馬毛などの天然毛の歯ブラシは、使っていくにつれて磨き心地がソフトになるため、歯茎が繊細な人や、歯周病などの進行により
他の歯ブラシでは痛みを感じる人に向いていると言われることもあります。しかし、天然毛は他の素材(ナイロン、ポリエステル、ラバー)などに比べて乾きにくいので、雑菌が繁殖しやすいというデメリットがあります。

どんな歯ブラシを使うにしても、歯ブラシ選びの最大のポイントは「自分に合った使いやすい歯ブラシ」を知ることです。自分に合っていない歯ブラシだと、時間をかけて磨いても磨き残しやすく、虫歯や歯周病の原因になります。
また、その歯ブラシを使い続けるとそれが原因で歯が削れたり歯肉退縮を起こす事があります。毎日使用するものなので、自分に合った使いやすい歯ブラシを選ぶことはとても大切です!!

当院では、歯科医師や歯科衛生士が、患者様おひとり一人に合う歯ブラシや歯間ブラシなどのケアに欠かせない清掃用具をご提案させていただいています!

歯周病や虫歯などの口腔トラブルを避けるためにも定期検診を受診しましょう🤩🦷

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